膠原病

本来自分の身体を守るはずの免疫が自分の身体に対して働き、傷害してしまう『自己免疫』といわれるものが 関係していると考えられています。全身の複数の臓器を同時に傷害するという特徴があり、原因はまだわかっていません。

代表的な病気

関節リウマチ、皮膚科の治療対象となる膠原病、全身性エリテマトーデス(SLE)、強皮症、皮膚筋炎、シェーグレン症候群、ベーチェット病など。

皮膚の症状

症状はそれぞれの病気により異なりますが、共通のものとして発熱、関節痛、皮膚症状などが見られます。全身の症状が出現する前に皮膚の症状が見られることも多く、診断のきっかけとなることがしばしばです。

■ 治りにくいしもやけ。
■ 寒いときや冷たいものに触れたときに指先が白くなったり紫になったりする(レイノー症状)。
■ 治りにくい顔の湿疹(多くはかゆくありません)。
■ 日光に当たるとすぐに赤くなる(日光過敏)。
■ 指が腫れる、皮膚が硬くなる。
■ すねの部分の網目のような湿疹。
■ 自然にできてくる皮膚の潰瘍、全身の色素沈着、脱毛。

診断

臨床症状、血液検査、必要によっては皮膚の一部を切り取って顕微鏡で調べる病理検査などを行い、総合的に判断いたします。(膠原病は、特に命に関わる病気です。早期診断、早期治療が重要です。)

治療

病気によって治療方法は異なります。ステロイド剤の飲み薬、血液を改善する薬等を使用することが多いですが、詳細についてはご相談下さい。

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